フレキシブルフィラメントの糸引き対策を考えてみる 〜フィラメントの引き戻し距離 その2〜

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引き戻し距離の検討用データ

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使用するデータは、印刷温度を検討したデータを用いましょう。

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プリント設定

それではUltimaker Curaでプリント設定をしていきましょう。

プロファイルは「Standard Quality -0.2mm」にします。

マテリアルの印刷温度は「200℃」、ビルドプレート温度は「50℃」にします。

引き戻し有効はチェックが入っていることを確認してください。

そして「引き戻し距離」を色々変えて、スライシングしていきます。

まずは比較対象として「0 mm」。

次にデフォルトの「6.5mm」。

引き戻しをすることで、時間が少し伸びているようです。

ただ使用するフィラメント量は変化がありません。

次に倍の13 mmを設定してみます。

引き戻し距離を13 mmにしたところ、入力エリアが橙になり、何か注意が必要なようです。

円矢印のマークをマウスオーバーしてみます。

どうやら引き戻し距離 13 mmはプロファイルからいうと範囲外(なのか範囲外に近いのか)のようです。

あまり好ましくないようなので、もう少し下げてみます。

すると10 mmで橙色が消えました。

これで大丈夫そうなので、引き戻し距離 10 mmを最大値としてスライシングします。

ということで、今回は引き戻し距離0 mm、6.5 mm、10 mmの3種類で検討してみましょう。

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プリントしてみる

ということで3種類プリントしてみました。

左から引き戻し距離が0mm、6.5 mm、10 mmです。

引き戻し距離が0 mmだと、どの積層レイヤーでも糸引きが起こっている反面、引き戻し距離が6.5 mm、10 mmのものは糸引きが減少しています。

そのためフィラメントの引き戻しが糸引き対策に有効だと言えます。

しかし引き戻し距離が6.5 mmと10 mmでは糸引きにあまり違いはないようです。

つまり引き戻し距離は6.5mmで十分だと考えられます。

顕微鏡でも見てみましょう。

まずは引き戻し距離0 mm。

やはり全ての積層レイヤーから糸引きが起こっています。

次に引き戻し距離6.5 mm。

こちらも思ったよりもほとんど全ての積層レイヤーから糸引きが起こっています。

となると最初に糸引きが少ないなと思ったのは、それぞれの糸引きの線の太さが細いだけということでしょう。

そして気になるのが、柱の汚さです。

引き戻し距離0 mmの方が柱の積層自体は綺麗に出来ています。

次に引き戻し距離 10 mm。

こちらも思ったよりほとんど全ての積層レイヤーから糸を引いています。

また柱も捻れている感じで乱れています。

こうなるとなかなかどの条件がいいのか分かりませんね。

まとめてみるとフィラメントの引き戻しは糸引きを”目立たせなく”するには有効。

しかし柱状の構造だと、引き戻し距離を大きくするにつれて、積層が乱れる可能性が高くなり、乱れ具合も強くなるといった感じでしょうか。

ということで、まだまだ糸引き問題は解決できない状況です。

また何か思いついたら試してみますが、とりあえず今回はこんな感じで。

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