micro:bitとはなんぞや?
とにかく小さく色々と楽しめるコンピュータなんですが、とりあえず公式サイトを紹介します。
そして基本的な情報はやはりWikipediaが詳しいので、引用します。
BBC Micro:bitは、1980年代に情報教育のために英国放送協会が開発したBBC Microが各学校で使用されたように、英国の11歳と12歳の小学生全員に配布される低消費電力、低コストのシングルボードコンピュータ[1]。
https://ja.wikipedia.org/wiki/BBC_Micro:bit
つまり子供にIT教育をするために、開発・配布された簡易的なコンピュターということです。
簡易的といいつつ「25個のLED」「2つのボタン」「25個の外部接続用コネクタ」「光センサ」「温度センサ」「加速度センサ」「コンパス」「Bluetooth」を搭載していて、基本的なものづくりを学べるコンピュータとなっています。
小さなコンピュータというと、「Raspberry pi」や「Arduino」なんかが有名ですが、LEDだったり、センサ系は付いていないので、電子工作的に追加しなければいけないわけです。
それがmicro:bitでは、最初から付いているのでこれだけでも楽しめるし、外部接続用コネクタがあるので、電子工作的にモーターを追加したり、新たなセンサを追加したりも可能なわけです。
もちろん価格も安価で、バルク(本体のみ)の場合は、2,000円程度となっています。
ではLEDとかセンサとかどうやって動かすのか?
ここに3PySciで紹介する理由があるわけです。
LEDやセンサを動かすには、プログラミングをしてその動作を設定します。
そのプログラミングの仕方は2つあり、1つは「ブロックエディタ」というブロック化されたプログラムを組み合わせていくことにより、プログラムを作成する方法です。

これはMicrosoft社が提供している「MakeCodeエディター」というものですが、左側にmicro:bit本体のシミュレータが、右側にブロックエディタがあります。
「基本」とか「入力」とか書かれているところをクリックすると、追加できるブロックが出てくるので、自分が行いたい動作を右側のエディタ領域にドラッグ&ドロップして、繋げていくことでプログラミングします。

プログラミングをしたことがない人にとっては、これは非常に分かりやすく、基本を勉強するにはちょうどいいのではないでしょうか。
またブロックエディタでプログラミングの基礎を学んだ後やプログラミングに慣れている人の場合は、さらにPythonエディタでプログラムを作成することも可能です。

3PySciはPythonを解説するブログですので、これ以上ない良いデバイスではないでしょうか?
プログラミングを学ぶと、そのうちにデータをいじったり、ものづくりをしたくなってくるものです。
ですが、そこに高いハードルがあり、どこからデータを調達するのか、ものづくりはどうやったらいいのか分からなく、挫折してしまうこともあると思います。
micro:bitではセンサが搭載されているので、そのデータを取得し、解析する手法を学べますし、外部接続端子を使って、ロボットを作ったりもできます。
子供の学習用として開発されていますが、大人の学習にも、そして実際にものづくりをするにも良いデバイスではないかなと思います。
そんなことを考えながら、とりあえず購入したので、まずは開封の儀から!
開封の儀
私が購入したのは、本体、電池ボックス、ワニ口クリップケーブル、プロテクタがセットになったこちらのキットです。
最初なので、ある程度セットになったものの方がいいかなと思って、こちらを購入しました。
ちなみに先ほどのバルク品も購入してあり、現在2台のmicro:bit持ちだったりします。
PCに繋げば電池ボックスはいりませんが、スマホやタブレットPCからでもプログラミングできるので、ケーブルレスで楽しめるようにあるに越したことはないでしょう。
ただよく考えたら、プロテクタは3Dプリンタで作ればよかったかも
そしてもう手元にあるので、開封の儀です!
OSOYOOさんのキットなので、箱はこんな感じ。

開封すると、micro:bit本体の箱、プロテクタ、電池ボックス、USBケーブル、接続ケーブルが入っています。

緑の箱から本体を取り出しました。
今回のmicro:bitは黄色でした!

色は赤、青、緑、黄色の4色があるようですが、注文時には選ぶことができないので、コンプリートする楽しみもあるかもしれませんね。
こっちは裏面です。

裏面の右下部にv1.5と書かれています。
この記述(もしくはv1.3B)がある場合には、充電用USBポートを使用して電源を供給することができるそうです。
でもmicro:bitの電源の電圧が3Vまでとのことなので、USB充電器に繋いで使うのはできないのではないでしょうか。
PCに繋ぐ以外に、モバイルバッテリーに繋いで使っている人もいるので、モバイルバッテリーは大丈夫そうです。
そこらへんは自己責任でお願いします。
プロテクタを付けてみました。
透明なので、なかなかかっこいいですね。
下の外部端子接続部もオープンになっているのは良い感じです。

電池ボックスを接続してみました。
こうなると電池ボックスがちょっとぶらぶらして、持ち運びにくそうです。

サイズが分かるものを入れ忘れてしまったので、サイズ感がないかもしれませんね。
電池ボックスに入っているのは、単三乾電池2本なので、単三乾電池の長さよりも小さいと思っていただければいいのかなと思います。
数値的にはサイズは43 × 52 × 11 mm、重さ9 gだそうです。
開封の儀はこんな感じです。
今後やりたいこと
こんな小さなコンピュータ micro:bitを使ってやりたいことをリストアップしてみましょう!
- とにかく動かして遊ぶ
- センサからデータを取得する
- 何かものづくりをする
- 3Dプリンタで電池ボックス付きプロテクタを作る
はっきり言ってまだあまり考えていなかったりするわけです。
一番やりたいことは、センサ類からデータを取得して、ロギングすることですね。
できれば付属センサだけではなくて、自分で電子工作して、センサを追加して、そのデータも取得できるようになるといいなと思っています。
そしてmicro:bitをモバイル化するために、電池ボックス付きのプロテクタを作って、持ち運びたいものです。
次の機会には、MakeCodeエディターの解説をする予定です。

ということで今回はこんな感じで。
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