プログラミング言語Scratch
前回はScratchのプログラミング画面で「調べる」のブロックを解説しました。

今回からは実際にプログラムを組んでいきたいと思います。
最初に作成するのは「10秒ゲーム」。
10秒ゲームを知らない人のために解説しておくと、ストップウォッチをスタートさせて、10秒に近い方が勝ちというゲームです。
ルールが分かったところで、作成していきましょう。
ボタンの作成
まずはストップウォッチをスタート、ストップさせるボタンを作っていきましょう。
ということでプログラム作成画面にきました。
今回は猫のスプライト(キャラクター)は使わないので、スプライトウインドウの「スプライト1」 の右上にあるゴミ箱マークをクリックして削除します。

そしてスプライトウインドウの右下の猫のマークにマウスカーソルを乗せ、出てきたメニューの「描く」をクリックします。

すると「コスチュームタブ」が選択され、お絵かきウインドウが出てきます。

まずは「START」という文字を書くため、「T」をクリックします。
そして「START」と書き、場所、大きさ、色を調整していきます。

次にボタンとするため、四角を描いていきます。

ちなみに途中で上矢印マークをクリックしています。

このマークは左から「一つ手前に出す」「一つ奥に下げる」「最前面に出す」「最奥面に下げる」というボタンです。
つまり画像が重なってしまった場合、どちらを上面にもってくるか調整するためのボタンなのです。
あとはコスチュームの名前を「start1」としておきます。

スプライト名を「START」としておきましょう。

これで「START」ボタンは完成です。
同じようにして「STOP」ボタンを作成してください。

これで「START」と「END」の二つのスプライトが準備できました。
次はこのボタンに機能を持たせていきます。
最初の画面を設定
プログラム実行のボタンである緑の旗を押したときに初期画面になるように設定します。
緑の旗を押したときに「START」のボタンを表示し、「STOP」ボタンが消えている状態にします。
まずはスプライトウインドウで「START」をクリックして、選択状態にします。

このプログラミングウインドウに「緑の旗が押されてたとき」「表示する」をつなげて配置します。

次にスプライトウインドウで「STOP」をクリックして選択状態にします。

プログラミングウインドウに「緑の旗が押されたとき」「隠す」をつなげて配置します。

これで緑の旗をクリックしたときに、「START」ボタンが表示され、「STOP」ボタンが消えた状態になります。
STARTボタンを押したら、STOPボタンを表示
次にSTARTボタンを押したら、STOPボタンを表示するようにプログラムを組んでみましょう。
まずスプライトウインドウで「START」を選択状態にします。
そしてプログラミングウインドウに「このスプライトが押されたとき」「隠す」「メッセージ1を送る」をつなげて配置します。

次にスプライトウインドウで「STOP」を選択状態にし、プログラムウインドウに「メッセージ1を受け取ったとき」、「表示する」をつなげて配置します。

これで一度試してみましょう。

意図した通り、緑の旗を押したら「START」が表示され、「START」を押したら「STOP」に変わるボタンが作成できました。
まだまだScratchに慣れていないので、思ったより時間がかかってしまいましたので、今回はこれくらいにしておきます。
次回はタイマーを開始し、「STOP」ボタンを押したらタイマーを止め、結果を表示するプログラムを作成していきます。

ということで今回はこんな感じで。
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