【Python基礎】無限大「inf」の作成方法とその特徴

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無限大「inf」

前回、Pythonのpipでライブラリのインストール時に「note: This error originates from a subprocess, and is likely not a problem with pip. error: subprocess-exited-with-error」でインストールに失敗する場合の対処法を紹介しました。

今回は無限大「inf」の作成方法とその特徴を紹介します。

それでは始めていきましょう。

無限大「inf」の作成方法

無限大「inf」の作成方法は「float(“inf”)」とします。

print(float("inf"))

実行結果
inf

ちなみに「int(“inf”)」では作成できず、エラーとなりますのでご注意ください。

print(int("inf"))

実行結果
---------------------------------------------------------------------------
ValueError                                Traceback (most recent call last)
Cell In[3], line 1
----> 1 print(int("inf"))

ValueError: invalid literal for int() with base 10: 'inf'

無限大「inf」の特徴

無限大「inf」に対してある数で加減乗除を行った場合、このような結果になります。

inf = float("inf")

print(inf+100)
print(inf-100)
print(inf*100)
print(inf/100)

実行結果
inf
inf
inf
inf

つまり無限大に対して足そうが引こうが掛けようが割ろうが全て無限大になるということです。

ただ引き算と割り算に対しては逆にある数に対して無限大で引く、もしくは無限大で割ると結果が変わってきます。

inf = float("inf")

print(100-inf)
print(100/inf)

実行結果
-inf
0.0

ある数に対して無限大で引いた場合は「マイナス無限大」に、またある数に対して無限大で割った場合は「0」となります。

次に無限大に対して無限大で加減乗除を行うとこのような結果になります。

inf = float("inf")

print(inf+inf)
print(inf-inf)
print(inf*inf)
print(inf/inf)

実行結果
inf
nan
inf
nan

足し算と掛け算に対しては無限大に、引き算と割り算に対しては「nan(欠損値)」となります。

これは無限大がある特定の数を示しているわけではなく、値が定まらない結果になるためだと考えられます。

次回はリスト内の複数の要素を比較する方法を紹介します。

ではでは今回はこんな感じで。

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