フィラメントの材質
3Dプリンタ使いのみなさん、フィラメントの素材は何を使っていますか?
私はメインはポリ乳酸フィラメント、いわゆるPLAというやつです。
PLAは3Dプリンタのフィラメントの素材として、ごく一般的に使われているものです。
性質としては、硬く、熱による反り返りが少なく、糸引きの少ないので、結構好んで使われている人も多いのではないでしょうか?
またABS(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンが混ざったプラスチック)も、3Dプリンタが販売された初期から使われている一般的な材質です。
こちらはパソコンやプリンターのボディーに使われている3Dプリンタだけでなく、プラスチックの中でも一般的なプラスチックです。
私はあまり使ったことがないのですが、反り返りが結構出るらしいので、ビルドプレートの温度が重要になるとのことです。
そういった一般的な材質と異なり、最近では色々な機能をもったフィラメントが販売されています。
金属や木のような触りごごちのもの、金属粒子が入っていて電気を通すもの、暗闇でぼんやり光る蓄光のもの。
挙げればきりがありませんが、3Dプリンタ使いにとっては、色々なフィラメントを試してみたいというのは共通の興味ではないかなと思います。
もちろん私もそうで、柔らかく、曲げることのできるフレキシブルフィラメントにずっと興味があったのですが、ここにきてやっと購入したので、開封の儀をしてみたいと思います。
TIANSEのフレキシブルフィラメントにした理由
フィレキシブルフィラメントは前々から興味があったのですが、どれを買ったらいいか悩んでいたんです。
フィラメントの質って結構、会社によって異なるので、最初に変なのを選んでしまうと、その材質への評価が下がってしまいますので。
そこでツイッターである人がフレキシブルフィラメント試しました!ってツイートが流れてきました。
そしてすかさず何使っているか聞いたわけです。
答えがTIANSEのフレキシブルフィラメント(TPU)だったわけです。
(2021/4/4現在 在庫切れで入荷の目処が内容なので、リンクを削除しました)
実は購入自体は結構前にしていたんですが、前のPLAフィラメントが無くならないし、ブログの記事書きに使っていたので、交換するタイミングを逃していました。
ここにきてフィラメントが無くなったので、交換してみたというわけです。
やっと開封の儀
ということでやっと開封の儀です!
まずは箱。
カラフルなフィラメントが綺麗ですね。
それはそうと実は箱のどこにもTPUとかFlexibleとか書かれていないんです。
最初、本当にフレキシブルフィラメントなのか、ちょっと疑ってしまいました。
フィラメントを取り出してみましょう。
ちゃんと真空パックされています。
そして湿気吸いのためのシリカゲルが下の方に見えますね。
3Dプリンタのフィラメントは湿度で劣化するらしいので、こういった対策がちゃんとされているのは(普通されていると思いますが)好感が持てます。
フレキシブルフィラメントはテストして、アイテムをいくつか作ったら、一回取りはずそうと思っているので、保存方法も考えておいた方がいいかもしれません。
リールに貼られているシールは重要です。
ここにはちゃんとFlexibleと書かれていますね。
重要なのは、「Temperature」と「Base plate」です。
これがそれぞれノズルとビルドプレートの推奨温度です。
ちなみに今使っているPLAが推奨ノズル温度が「180-215度」です。
推奨ビルドプレート温度は記載がありませんでした。
このフレキシブルフィラメントは推奨ノズル温度が「190-230度」で、推奨ビルドプレート温度が「50-80度」ということなので、ちょっと高めの温度に設定した方がいいかもしれません。
フレキシブルフィラメントのノズル温度、ビルドプレート温度に関しては、また今度検討してみることにしましょう。
とりあえず袋から取り出して、少しだけ切ってみました。
上がこれまで使っていたPLAフィラメント、下がフレキシブルフィラメントです。
両方とも白なのですが、フレキシブルフィラメントの方がより白い感じがします。
この色の違いがどこまで造形物の色の違いに出てくるのか楽しみです。
触った感じとしては、フレキシブルフィラメントは確かに柔らかい!
最初、「うわっ!やらかっ!」と漏らしてしまった程です。
なかなか触感をレポートするのは難しいですが、端を持って持ち上げると、PLAフィラメントは自重でも垂れないのですが、フレキシブルフィラメントは少し垂れる感じです。
また少し曲げて放すと、PLAフィラメントはプラスチックらしく振動して元の形に戻るのですが、フレキシブルフィラメントはふわふわした感じで元に戻ろうという力は感じられません。
フレキシブルフィラメントを例えるなら、シリコンチューブみたいな弾性という感じでしょうか。
次回から何回かに分けてプリント条件の設定から、実際にプリントした感じをレポートしていきます。
ということで次回はフレキシブルフィラメントをプリントするためのUltimaker Curaの設定を行なっていきます。
とりあえず今回はこんな感じで。
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