【3Dプリンタ】Ender-3:ノズルの正面ファンを交換(静音化)

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静音化の最終関門?ファンの交換

これまで静音化を目指して、各モーターにダンパーを装着しました。

その結果、モーターのノイズはかなり抑えられ、今度はファンの音が気になる…

ということで今回はさらなる静音化を目指して、ファンの交換をしてみることにします。

一番音を出しているのは、ノズルの正面ファン。

こちらは電源を入れてから常時回転しており、また音も大きいことから、このファンを静音化できれば効果は大きいと考えられます。

ということでまずは必要なものを準備していきましょう。

購入したもの

ファンはこちらのものを購入しました。

実はEnder-3のファンへの電圧は24Vということで、ずっと24Vの静音ファンを探していました。

しかし良いものがないということで方向性を変えて、ファンは静音が間違いなく期待できるもの、そして電圧は別に24Vから変換するということにしました。

ainex Omega Typhoonは12Vとのことなので、24Vから12Vへの降圧を考えればいいということになります。

そこで探したところ、こちらの商品を見つけました。

これはどうもトラックに使用するコンバータらしいです。

ですがサイズもそれほど大きくなく、3Dプリンタにも十分使えるだろうということでこちらを購入しました。

自分で電子工作しなくていいし、値段も安いということで言うことなしですね。

追記)紹介しているのは新モデルです。記事内では旧モデルなので少し見た目が異なりますが、機能的には同じだと思います。

あとはケーブルを繋ぐのに半田付けはしたくないので、接続コネクタを購入しました。

こちらは私は買い忘れたのですが、M3 x 12mmのネジを購入しておくと良いです。

こちらはファンをファンのカバーに固定するために必要です。

最後に何となくケーブルをまとめるためのスパイラルチューブを購入しました。

正面ファンの取り外し

まずは正面ファンを取り外していきましょう。

ファンのカバーが固定されているネジ2つ(1つは下の写真で見えていませんが…)を外します。

するとカバーとカバーに固定されているファンが一緒に外れます。

ネジを外し、カバーからファンを外していきます。

ファンが外せました。

下の写真ではカバーの横についているファンも外していますが、実際は外す必要はありません。

赤、黒のケーブルがつながっているファンだけ外してください。

赤、黒のケーブルをニッパーで切断します。

切断したケーブルは後ほど、接続コネクターを付け、新しいファンに接続します。

新しいファンの接続

新しいファンを開封していきましょう。

こちらが今回購入したファン。

究極静音と書いてあり、静かさに期待が持てますね。

開けてみるとこんな感じ。

ファンだけではなく、ネジも付属しています。

ただ今回は残念ながらこちらのネジは長さが合わないため、使えません。

接続コネクターをつけるため、ちょっと怖いですが、ケーブルをニッパで切断してしまいます。

ちなみに赤、黒、白の3本のケーブルがありますが、今回使用するのは赤と黒のケーブルだけです。

この2つが電源とグラウンドになり、白は速度調整のシグナル用ケーブルのようです。

こちらが接続コネクター

裏面はこんな感じ。

このコネクターにケーブルを差し込み、カバーを押し込むだけで端子化できるわけです。

あまり接続する数が無かったり、多少大きくなってもいい場合は手軽でいいですね。

ということで接続コネクターを付けてみました。

そしてEnder-3のケーブルにも接続コネクターを付けておきましょう。

あとはこの接続コネクターを赤同士、黒同士それぞれ接続します。

そしてファンをカバーにねじ止めして、ファンの接続は完了です。

ちなみに写真では合うネジがなく、無理やりワッシャーで長さを合わせています。

そのうちに合うネジを買って交換する予定です。

24V/12Vコンバーターの接続

ファンは接続できましたが、電源は24V、ファンは12Vとこのまま使用したら危険です。

そこで24Vを12Vに変換するコンバーターを接続していきましょう。

黄が24V Inで赤が12V Out、黒はグラウンドです。

これも接続コネクターを付けておきます。

コンバーターを付ける場所は好きなところに付けてもらって構いませんが、私はケーブルがマザーボードに入る前に付けることにしました。

そこで少しもったいないですが、ケーブルを束ねているカバーを少し切り、ノズルファンの赤、黒ケーブルを切断します。

接続コネクタを付け、コンバーターを接続します。

この時に、マザーボード側を黄色(24V In)にし、ファン側を赤(12V Out)にしてください。

最後にいろんなケーブルがごっちゃになっていると思いますので、スパイラルチューブで固定します。

正面ファンを交換して静音化できたのか?

ということで結果発表です。

こちらが正面ファンを交換する前です。

(ちなみにオートベットレベリングも装着前です。)

こちらが正面ファンを交換したあとです。

ほぼ同じ位置で撮影しているのですが、これほどの差があります。

実際、今回交換した正面のファンに関しては音はほぼ聞こえなくなりました。

横のファンが動き出すと多少ファンの音がしますが、それもほとんど気にならないレベルです。

そうしたら今度は静音化したはずのモーターの音が気になるように…

Yモーターの音はほぼ聞こえないのですが、Xモーターの音が気になり出しました。

静音化というのはこうやって1つ潰しては、他が気になって、気になったところを潰したら、前に静音化したところが気になっての繰り返しです。

Xモーターに関しては、どうもダンパーを付ける方向によっては静音化度合いが変わるという噂もあるので、時間があればそちらも試してみたいと思っています。

とりあえずノズルの正面ファンを交換すると、静音化の効果はすごくあるということで締め括りたいと思います。

次回からはUltimaker Curaの実験機能に関して紹介していきたいと思います。

ということで今回はこんな感じで。

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