【NoCode】Adaloの使い方 :Adaloを使う心構え

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ノーコードツールAdalo

前にノーコードツール3種(Adalo、Thunkable、Click)を比較し、ちょっとだけ使ってみました。

その結果、色々と使っていくにはAdaloが良さそうだという結論になりました。

そこで今回からはAdaloの使い方に関して解説していきます。

いつも通り使いそうな基本的なところだけ解説して、実際にアプリを作っていく、そして必要なものを随時詳しく勉強していくというスタイルでいきましょう。

それでは始めていきましょう。

Adaloを使う心構え

まず今回ははAdaloを使う心構え(?)をお話しします。

私自身のスキルとしてはこんな感じです。

  • 趣味プログラマー(Pythonメイン、他言語の経験もあり)&業務で自分が使うプログラム作成
  • iPhoneアプリ作成経験あり(1本のみ、Objective-C)
  • データベース関連の知識・技術なし
  • ノーコードツールやAdaloは初心者

簡単に言うと、自分が楽をするプログラムを作れるけども、プログラムメインの仕事ができるレベルではないと言った感じでしょうか。

こんな人がAdaloをいじってみた時に感じたことは以下の通りです。

1.何がどこまでできるのか分からない

最初にぶち当たった壁は「何がどこまでできるのか分からない」という思いです。

Pythonに限らずどの言語でもそうだと思うのですが、その言語における得手不得手があるにしても、PC上でやりたいことはまず何でもできるという感覚があります。

しかしAdaloは(少なくとも現段階では)それを否定された感じがしました。

要するに「できないものはできない」、もっと言うと、Adaloを作った人が意図した以外の動作はできないということです。

そしてその「できないもの」が何なのか、アプリを作り始めてみてから分かる、そして挫折する(仕様変更する)と言うことが多々ありました。

一応自分でアドオンのようなものを開発して、思い通りの動作を実装することもできるようですが、それをやるならノーコードツールを使う意味がないような気がします(と言いつつそのうち手を出すかもしれませんが)。

そのため巷で言われているような「Adaloはアプリを簡単に作成できる」なんて感覚は全然ありませんでした。

むしろできるかできないか分からないことを、情報が出てくるか出てこないか分からない状態で永遠と調べ続けるなんてことも結構ありました。

この感覚は私のようにプログラミングを齧っている人がAdaloを使った時に感じる感覚なのかもしれないなと思っています。

なのでできないと思ったら、すぱっと仕様変更するくらいの気持ちでAdaloに取り組むのがいい気がします。

2.データベースを作成・表示するツール

次に感じたことはAdaloは「処理をするツール」ではなく、「データベースを作成・表示するツール」だと感じました。

私がプログラミングを始めたきっかけは「とにかく処理を自動化したい(楽にしたい)」と言うことでした。

つまりインプットした情報に対して、何らかの処理をして、アウトプットするという動作が基本です。

ただAdaloはそういう「処理をするため」のツールではないと感じました。

そしてAdaloは「作成したデータベースを表示する」、また「データベースはユーザーが編集することも可能」なツールだと感じています。

良い例か分かりませんが、例えばYouTube。

色々な人が動画をアップロードすると、それがデータベース上に蓄積され、他のユーザーが自由に見られるようになっています。

Adaloはこういったプラットフォームを作成するのには向いていることでしょう。

ただ私を始め「プログラミングで楽をしたい人」は、撮影した動画をそのままアップロードしたら、トリミングして、テロップつけて、エフェクトかけて、アップロードしてほしいと望むわけです(多分)。

このように「処理をすること」に関しては、Adaloは苦手としている感じがします。

私自身がこのギャップを最初に理解していなかったことから、「あれもできない、これもできない」と感じてしまいました。

このように「データベースを作成・表示するツール」なのに、私自身データベースの知識がないため、内部で何がどうなっているのか分からず結構苦しみました。

3.(デザインの良し悪しは別にして)簡単にアプリが作れる

とここまではAdaloに対する悪い点でしたが、もちろん良い点もあります。

ちょっと先ほどの意見とは矛盾している感じがするでしょうが、「簡単にアプリが作れる」というのは確かに感じました。

ただし「上記の2点を理解している状態で」という但し書きがついている状態で、です。

”上記の2点を理解している状態”でAdaloを使った場合、アプリの画面を作るにはパーツをドラッグ&ドロップして、操作を選択していくことがメインになるので、プログラミングをするのと比べて格段に楽です。

確かに一つのアプリを数時間で作れてしまうレベルです。

これはプログラミングでは(少なくとも私のレベルでは)、到底成し得ないスピードで大きなメリットであることは間違い無いでしょう。

またデザインもある程度統一性を持って作ることができるので、ものすごく良いデザインになるかは別として、使えれば良いというレベルのデザインならそれほど難しくありません。

この簡単さ=スピード感はすごく魅力的でした。

まとめ

まとめてみるとこんな感じです。

  • できないことはできないので、できなさそうなら仕様を変える
  • Adaloはあくまでもデータベース作成・表示のためのツールである
  • 特定の目的、使用法ならものすごく簡単にアプリが作れる

ただ最初の「できないこと」は今後ノーコードやAdaloが発展していくにつれて少なくなっていく、つまりできることが多くなっていき、通常のプログラミングに近くなっていくのではないでしょうか。

そう考えると広まり始めた今から勉強して慣れておくのは重要だろうなと感じました。

ということで今後も通常のプログラミングは続けていきますが、並行してノーコードツール、特にAdaloはいじっていく方針です。

次回はAdaloの基本的な使い方に関して解説していきます。

ではでは今回はこんな感じで。

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