Apple Watch
前にApple Watach Seriese 6を購入し、開封の儀をしたり、インストールしたアプリを紹介したりしました。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/02/applewatch1-16-300x231.png)
今回はそのApple Watchの目玉機能の一つである「心電図」アプリに関してです。
健康診断や人間ドッグで何やらジェルを塗られ、胸、手首、足首に電極を付けられ測定する心電図。
心臓病の発見に役立つ検査なのですが、Apple Watchでも計測できたりします(ただし心臓発作のチェックのためではないことに注意)。
しかしただ測定して、アプリの言うがままに結果を見るのじゃ面白くない。
どうせならデータを取得し、自分でPythonを使って解析してみたくなったわけです。
そして実はApple Watchの心電図アプリや他のアプリで取得した身体データは書き出すことができるのです。
ということで今回、解析できる形でのデータを取得し、次回から解析をおこなっていきたいと思います。
それでは始めていきましょう。
心電図データの取得
まずは心電図データを取得します。
Apple Watchの心電図アプリを開きます。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-1.png)
Digital Crown(右側面のリューズ)に手を当てて、30秒じっとして測定を行います。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-2.png)
測定が完了したら、Apple Watchでの作業は完了です。
心電図データの書き出し
次に心電図データの書き出しを行います。
iPhoneで「ヘルスケアアプリ」を起動します。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-15.png)
「概要」ページの右上にある丸に自分の名前が書かれたボタンをタップします。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-3-528x1024.png)
開いたページを下にスクロールします。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-4-511x1024.png)
「すべてのヘルスケアデータを書き出す」をタップします。
ちなみに書き出しても書き出したデータは削除されず、そのまま保持されていました。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-5-527x1024.png)
確認のウインドウが開きますので、「書き出す」をタップします。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-6-515x1024.png)
ヘルスケアアプリにどれくらいデータがあるかによって書き出しの時間が変わるようですが、私の場合は数分程度で書き出しが終了しました。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-7-520x1024.png)
書き出しが完了すると保存先の選択画面が出てきます。
私は「”ファイル”に保存」を選択し、iCloud Drive上に「ヘルスケアデータ」とフォルダを作成し、その中に保存しました。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-8-518x1024.png)
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-9-516x1024.png)
データの展開と確認
保存されたデータはzip形式で圧縮されていますので、適当な場所に移動させ、ダブルクリックして展開します。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-10-1024x697.png)
展開すると「apple_health_export」というフォルダが出てきます。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-11.png)
その中の「electrocardiograms」を開きます。
ちなみにelectrocardiogramsとは英語で心電図のことです。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-12-1024x667.png)
ちなみに他にもデータが含まれているようですが、巨大でなかなか開くことができないので、また機会があったら覗いてみることにします。
そして「electrocardiograms」フォルダの中にこれまでに測定した心電図のデータが保存されています。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-13-1024x667.png)
今回測定したのはecg_2011-11-15.csvなので、こちらのデータを確認してみましょう。
ターミナルのviで開いてみるとこんな感じです。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch4-14-1024x709.png)
「名前」、「生年月日」、「記録日」、「分類」(多分結果の分類のこと)、「症状」(症状のメモのこと)、「ソフトウェアバージョン」、「デバイス」、「サンプルレート」、「リード」(分かりません…)、「単位」があり、その後にある数字が1行に1つずつ書かれているところが心電図のデータです。
ちなみにサンプルレートが512ヘルツということは、1秒間に512点のデータを取得・記録しているということであり、連続した二つのデータ間の時間の差は0.001953125秒、つまり約2ミリ秒に1回データを取得・記録していることになります。
思ったよりも高速でデータを取得しているんだなぁと感心してしまいました。
ということでデータの取得に関してはこれくらいにしておきましょう。
そして次回、取得した心電図のデータをPythonで解析していくことにしましょう。
![](https://3pysci.com/wp-content/uploads/2021/11/applewatch5-2-300x198.png)
ではでは今回はこんな感じで。
![](https://3pysci.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
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