Macのテキストエディタ:テキストエディット
今回はMacの機能に関して、ちょっと困ったことがあったので、その解決法を解説していきたいと思います。
その困ったこととは、Macのテキストエディタである「テキストエディット」でテキストファイル(.txt)を作るということです。
通常、テキストエディットでテキストを作成するとリッチテキスト書類(.rtf)というフォーマットになってしまいます。
しかしプログラミングする方には、プレーンなテキストファイルが欲しいということもあることでしょう。
というよりも私自身が欲しかった。
ではどうしたらテキストファイル(.txt)を作成することができるのか。
それを今回は解説したいと思います。
テキストエディット
まずは普通にテキストエディットを開いてその機能をみてみましょう。
Launchpad(ロケットマーク)をクリック。
その他をクリック。
その中に「テキストエディット」があるので、こちらをクリック。
テキストエディットが起動しますので、とりあえず「新規書類」をクリックしてみます。
まっさらなエディタ画面が開きます。
画面上の方に注目してみると、フォント、フォントサイズ、太字やイタリックなど文字を修飾する機能が見られます。
メニューバーの「ファイル」から「保存」をクリックして、保存形式を確認してみましょう。
拡張子に「.rtf」とあり、フォーマットに「リッチテキスト書類」とあります。
この形式なら先ほどのフォントや太字、イタリックなどフォントの修飾ができるフォーマットなのでしょう。
しかしプログラミングにはフォントの修飾はいりません。
ということで他の保存方法も見てみましょう。
Webページ形式だったり、Word形式しかありません。
さてどうやってプレーンなテキストファイル(.txt)を作成するのか。
解説を進めていきましょう。
テキストエディットで.txtファイルを作る方法
テキストエディットで.txtファイルを作成するには、メニューバーの「フォーマット」をクリックします。
するとエディター画面がシンプルになり、先ほどのフォントや太字などのメニューがなくなります。
先ほどと同様にメニューバーから「ファイル」、「保存」をクリックします。
すると先ほどとは異なる保存ウインドウになっています。
ファイル名についている拡張子が「.txt」になっていて、テキストファイルとして保存できることが分かります。
エンコーディングは色々ありますが、とりあえず一般的なUnicode(UTF-8)でいいでしょう。
これで「保存」をクリックすれば、テキストファイルとして保存することができます。
リッチテキストフォーマットとテキストフォーマットの違い
ちなみにリッチテキストフォーマットとテキストフォーマットはどれくらい違うのでしょうか。
なんとなく疑問に思ったので、両方を保存して、プレーンなテキストを読む方法で開いてみましょう。
まずはテキストエディットを開き、「Test」と記入しました。
そしてリッチテキストフォーマットで保存します。
一度テキストエディットを終了し、再度起動します。
そして「Test」と記入し、先ほど説明した方法で「標準テキスト」フォーマットに変えます。
そして保存します。
Launchpadから「その他」を開き、「ターミナル」を開きます。
ターミナルが起動したら、下のコマンドを入力、Enterを押します。
cd Desktop
そしてまずは「標準テキスト」フォーマットで保存したファイルを開いてみましょう。
ということで続けて次のコマンドを入力、Enterを押します。
vim test.txt
ちなみに「vim」というのはエディタの名前です。
そしてVimエディタが開き、「Test」と書かれているのが分かります。
そしてそれ以外には何も書かれていません。
これが標準テキストフォーマット(.txt)です。
次にリッチテキストフォーマットのファイルを開きたいので、Vimエディタを閉じます。
閉じるには「:q!」を入力し、Enterを押します。
Vimエディタが閉じたら、次のコマンドを入力し、Enterを押します。
vim test.rtf
すると再度Vimエディタが開きますが、先ほどとは様子が違っています。
ちなみに赤線は私が引いたやつなので、実際には赤線はありません。
はっきり言ってよく分かりませんが、ちょっとよく見てみると「Helvetica」という文字が見えます。
「Helvetica」はフォントの一種ですので、フォント情報が入っていることが分かります。
また{\colortbl;\red255\green255\blue255;}というのは文字の色のようです。
とにかくいろいろな情報が埋め込まれていて、最後に「Test」と書かれているのが先ほど入力した「Test」です。
ということで標準テキストフォーマット(.txt)とリッチテキストフォーマット(.rft)の違いは結構あるということが分かってもらえたかと思います。
ではでは今回はこんな感じで。
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