【NoCode】ノーコードツールを調べてみた

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スマートフォンアプリ

前回、スマートフォンアプリを作成するためにXcodeをインストールし、Swiftをいじってみました。

ただ残念ながら、私のMacBook AirがXcodeでのプログラミングに耐えれないようで、もっさりした動きとなってしまったため、別の手段としてノーコードツールを使ったスマートフォンアプリの開発を調べてみました。

ノーコードとは?

まずノーコードに関してですが、完全な定義はないようですが、「コードを書かなくてもアプリやツールを作れる」とか「部品をドラッグ&ドロップで配置してアプリやツールを作れる」というツールやサービスのことだと私は理解しています。

ただ実はみなさんPCを使っている人にとっては、実はもうノーコードで色々やっていたりします。

例えばWord、Excel、PowerPointといったオフィスソフトを使っている人であれば、プログラミングしなくてもフォントを変えたり、色つけたり、図形を描いたり、もっというとアニメーションを作ったりなんてことができてしまいます。

世間一般のノーコードの定義に合うか分かりませんが、個人的にはこれだって立派な「ノーコードツール」だと思います。

またもう少しプログラミングっぽくなると、例えばiOSの「ショートカットアプリ」もそうでしょう。

もっとプログラミングっぽくなり、ノーコードとコードの境目になるのが、ScratchやMicro:bitのMakeCode、M5StickCのUIFlowといったところでしょうか。

ということであまり「ノーコードだ!」と肩肘張らず、新しいソフトウェアを使ってみるくらいの気持ちで試してみるのがいいんじゃないかなと思います。

ネイティブアプリ or PWA?

スマートフォンアプリに使えるノーコードのツールを調べていくと、どうやら最終的な形として2種類あることが分かりました。

一つはApp StoreやGoogle Playを介してインストールする「ネイティブアプリ」と呼ばれる形態。

もう一つは最近Googleが開発したPWA(Progressive Web Apps)と呼ばれる形態。

ネイティブアプリの方は説明しなくても分かってもらえると思いますが、PWAは初めて聞いたという方もいるのではないでしょうか。

私自身、今回調べるまで正直PWAは知りませんでした。

PWAとは、Webアプリですが、スマートフォンで実行するとネイティブアプリのように動作しますし、ホーム画面にアイコンも表示されます。

しかしあくまでもWebアプリ(つまりはWebページ)なので、インストールは不要です。

Webアプリなので、App StoreやGoogle Playを介さずにユーザーに届けることができます。

デメリットとしては、App StoreやGoogle Playでは検索できないことやスマホ特有の機能が制限される可能性が挙げられます。

なかなか一長一短なので、どうしたらいいか悩むところですが、とにかくやりたいことができるノーコードツールを探すのがまず一番でしょう。

ということで次にノーコードツールの紹介を行っていきます。

ちなみに今回は概要と料金をメインで紹介し、使用感などはそれぞれ別の記事で紹介していきます。

値段と機能は記事を書いている時期のものですので、変更があるかもしれません。

かならず公式サイトで確認をお願いいたします。

Adalo

まずはAdaloというノーコードツールで、こちらはネイティブアプリ、PWAの両方に対応しています。

Adaloではアプリの部品を並べていき、それぞれの動作を選択していくことでアプリを作っていきます。

料金体系としてはこんな感じです。

プランExplore PlanPro PlanBusiness Plan
料金無料月額$50月額$200
アプリ数無制限無制限無制限
App Store、Google Playでの公開✖️
独自ドメイン(PWA)✖️
外部データベース✖️
外部ツールとの接続✖️
ストレージ50件5 GB20 GB
開発人数1人1人5人

Adaloの料金の特徴はどのプランでも無制限にアプリを作ることができることです。

月額$50のPro Planと月額$200Bussiness PlanでApp Store、Google Playでの公開、独自ドメイン、外部データベース、外部ツールへの接続ができるようになります。

Pro PlanとBussiness Planの差はストレージの大きさと開発に携われる人数のようです。

データベースに関しては外部のものを使えば、ストレージをそれほど圧迫せずにすむでしょうし、開発人数は私1人なので私的にはPro Planで十分でしょう。

なにしろ月額$50払えば、アプリは作り放題、公開し放題ということでかなり惹かれる内容になっています。

Thunkable

Thunkableもネイティブアプリ・PWAアプリの両方を作ることができるノーコードツールです。

Thunkableの特徴は画面デザインは部品をドラッグ&ドロップで構築し、その動作はブロックエディタでやはりドラッグ&ドロップで構築するという2段構えとところでしょう。

料金体系はこんな感じ。

プランFREE PLANSTARTER PLANPRO PLANBUSINESS PLANENTERPRISE PLAN
料金
(年払い料金)
無料月額$15
(月額$13)
月額$45
(月額$38)
月額$200
(月額$167)
要相談
プロジェクト数1020無制限無制限無制限
App Store、Google Playでの公開✖️✖️
Webアプリ数✖️✖️255
独自ドメイン✖️✖️✖️
アプリ内での販売機能✖️✖️
Admob(広告)掲載✖️✖️
ストレージ200 MB500 MB1 GB無制限無制限
共同開発✖️✖️✖️✖️

Thunkableの場合はPRO PLANからプロジェクト数は無制限になります。

ただしWebアプリに関してはPRO PLANで2個、BUSINESS PLAN以上で5個と制限されています。

そしてCustom brandingがWebアプリの独自ドメインだと思われるのですが、これはBUSINESS PLANから。

またApp Store、Google Playへの掲載、アプリ内での販売機能やAdmob(広告)の掲載に関してはPRO PLANからなので、世間一般に広めるにはPRO PLAN以上が必要でしょう。

FREE PLAN、STARTER PLANに関しては世間一般に公開はできませんが、毎月それぞれ2回、25回ダウンロードできるので内輪のアプリとして使うことができるようです。

Click

Clickは日本企業が開発しているネイティブアプリ・PWAアプリの両方を作ることができるノーコードツールです。

こちらは特徴的にはAdaloと似ていますが、日本企業が開発しているということで、画面も日本語化できますし、サポートへの問い合わせも日本語で行うことができます。

また同じ企業がNoCode Forumというフォーラムも運営しており、Clickに限らず(Adaloの情報もあり)ノーコードに関して活発に議論されています。

料金体系に関してはこんな感じです。

プランFreeStarterEarlier
料金
(年払い料金)
無料月額¥1,480
(月額¥980)
月額¥4,980
(月額¥3,980)
App Store、Google Playでの公開✖️✖️
ストレージ100 MB1 GB10 GB
データベース100件1,000件25,000件

Adalo、Thunkableを紹介してきて大きく違う、気をつけなければいけない点は、Clickの場合、プランの選択はアプリ毎であるということです。

つまり複数のアプリを作成し、すべてEarlierプランにしたら、年払いでも¥3,980 x アプリ数の費用がかかるということになります。

ただ大量のデータを扱うアプリに関してはそちらの方が安定して運営できるという可能性も十分にあります。

全てのプランかどうかは分かりませんが、外部データベースとも接続できるようではあります。

AdaloとClickは特徴的にも価格的にも似通っているので、どちらを選ぶかは使ってみた感触によるといったところでしょうか。

今回はAdalo、Thunkable、Clickの3つのノーコードツールを紹介しましたが、他にもBubbleやAppGyverといったもののあります。

ただ正直料金体系がよく分からなかったり、情報が少ないということもあり、とりあえずの候補からは外しました。

ということで次回からはAdalo、Thunkable、Clickの3つのノーコードツールに登録し、ちょっといじっていくことにしましょう。

ではでは今回はこんな感じで。

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