綺麗にプリントできるサポートってどういうサポート? その1:平面と斜めでは綺麗さに差は出るのか?

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サポート面をとにかく綺麗にプリントしたい

前にUltimaker CuraとSlic3rのサポートを比較した際、サポート面の綺麗さに驚いたなんてレビューをしました。

2つの無料スライサーソフト Slic3rとUltimaker Curaのサポートを比較してみる
造形の質に大きく影響するサポート前にUltimaker Curaのサポートを検討した際、やはりサポートを使うと、サポートを剥がした面が汚くなってしまうと言うことを解説しました。ただこのサポート。スライサーによって形...

そのおかげでサポートを使ってもいいんだという精神的余裕ができ、サポート付きの構造を色々と試してきました。

しかし、どうやらその綺麗さというのは制限があるのではないかという思いに至ってしまいました。

今回はサポートを使っていく上で、どう言ったサポートだと造形物のサポート接触面が綺麗になるのかということを検討していきたいと思います。

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平面に対するサポートは、接触面が汚くなる?

一番気になったのは、平面に対するサポート面です。

何度かサポートを使ってみて、角度のついたサポートは本当にサポートを使ったのかと思えるほど、造形物のサポート接触面は綺麗です。

逆に「あれ?汚いな?」と思ったのが、平面に対するサポートです。

どうしても普通の平面(最上面や底面)と比べると、荒く、隙間が空いてしまっている感じがしました。

まずは今回は、斜めに対するサポートと平面に対するサポートで本当に斜めは綺麗で、平面は汚くなってしまうのか確かめてみたいと思います。

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データの準備

FreeCADでデータを作っていきましょう。

XZ平面にスケッチを作成し、こんな感じで図形を描きました。

使ったツールはこんな感じです。

スケッチを終了し、パッドで15 mm押し出します。

これでデザイン終了です。

左側が平面に対するサポートを、右側が斜めに対するサポートを検討することができます。

とりあえずデータはこちらにアップロードしておきますので、ダウンロードはご自由に。

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スライス条件&結果

Ultimaker Curaを使ってスライスしていきます。

プロファイルは「Standard Quality -0.2 mm」で、あとはサポート以外に関してはデフォルトで試してみます。

サポートの条件としては、サポート開始:オン、サポート配置:ビルドプレートにタッチ、サポートオーバーハング角度:40°とします。

サポートオーバーハング角度は、今回の構造の斜めの部位が底面に対して45°なのでそれよりも小さい値にしておく必要があります。

スライス結果はこんな感じ。

1時間弱かかるということでちょっと長いですが、何度もプリントするわけではないので、これで試してみましょう。

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プリント結果

ということでプリントしてみました。

ビルドプレートから取り外す前は全体的に綺麗にプリントできているように見えます。

サポートを外してみました。

左側の斜めのサポートは簡単に剥がれましたが、右側の水平のサポートは結構固く、外すのに苦労しました。

サポートだけを見てみましょう。

綺麗な四角形の網状のところが、造形物との接触面になります。

造形物の部分を見てみましょう。

斜めの部位は角が少し乱れていますが、他の部分は隙間なく綺麗にプリントできています。

平面の部分はぱっと見、隙間が空いているように見えます。

ということで顕微鏡で見てみましょう。

まず斜めの部分の中心部です。

積層の乱れもなく、綺麗にプリントできています。

サポートをしたのに、まるでサポートをしなかったかのくらい綺麗な造形です。

先ほど斜めの部分の角が乱れていたとお話ししましたが、その部分も拡大してみましょう。

隙間は空いていませんが、ゴミを巻き込んだのか、黒い糸と黄色い何かが見えます。

黄色い何かは拭いても取れないので、ちょっとフィラメントが焦げた跡でしょうか。

次に平面部です。

やはり平面でサポートを使うとサポート上に積層される層が雑になり、隙間が空いてしまうようです。

確かに通常の層は少し押し付けてプリントすることで、隙間を潰しているのでしょうが、サポートの上でそれをやってしまうとしっかりくっついてしまうのでしょう。

では何故斜めに対するサポートは綺麗なのか?

多分、斜めの場合はフィラメントを積層する際、半分程度はサポートではなく、造形物の層の上にプリントできるため、押し付けて積層することができるのではないでしょうか。

ちなみに斜めのサポートの表面はこんな感じ。

平面部に対するサポートはこんな感じ。

サポートの造形はどちらも綺麗です。

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まとめ

今回は、斜めに対するサポートと平面に対するサポートに違いが出るのかということを試してみました。

結果として、斜めの場合、サポートをしてもサポートをしないのと同じくらい綺麗にプリントできます。

しかし平面に対するサポートの場合、造形物のサポート接触面が隙間が見えるほど雑な層となってしまいます。

これは多分、斜めではフィラメントを押し付けながら積層できるのに対し、平面では押し付けられないことが原因なのではないかと考えられます。

となると次にやりたいこととしては、色々な角度に対してサポートを使ってみて、違いが出るのかということ。

そして平面に対してのサポートでどうやって綺麗に(隙間なく)積層するのかということ。

色々な角度にというのは試すだけなのですぐにやってみますが、平面に対してのサポートはちょっと現状アイデアがないですね。

また思いついたらやることにしましょう。

ということで次回は色々な角度に対してサポートを使ってみて、造形の質がどう変わるのか試してみます。

綺麗にプリントできるサポートってどういうサポート? その2:斜めの角度を大まかに検討してみる
綺麗にサポートできる角度前回、平面に対するサポートと斜めの構造に対するサポートのサポート接触面の綺麗さを検討しました。今回は色々な角度に対してサポートを使ってみて、造形の質に差が出るのか試してみたいと思います。...

ではでは今回はこんな感じで。

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