Skirt and brimの設定
前回、Slic3rのインフィルの設定を行いました。
今回もさらに設定を進めていきます。
まずは「Skirt and brim」です。
スカートとかブリムに関しては、Ultimaker Curaでも設定項目があり、前に解説していますので、こちらの記事をご覧ください。
ではでは進めていきましょう。
Slic3rを起動します。
前回、前々回と保存してきた「Print settings」である「0.2 mm」となっているのを確認し、右側の歯車マークをクリックします。
左側のウインドウの「Skirt and brim」をクリックします。
Skirt and brim – Skirt
「Skirt and brim」の最初の項目は「Skirt」です。
こちらは構造の外側、ただし構造には接着しないように何回かプリントし、フィラメントを整える(?)機能です。
「Loops (minimum)」は何回(何周)プリントするかという値です。
少ないとフィラメントが整わず、多いとフィラメントの消費が激しくなってしまいます。
デフォルト値の「1」は少し少ない気がしますので、「3」くらいに設定します。
「Distance from object」は、プリントする構造から何 mm離すかという値です。
近すぎるとフィラメントカスが構造物の下に入ってしまい、造形の乱れの原因になることがあります。
個人的には「6 mm」では少し近すぎる気がしますので、「10 mm」にしてみます。
「Skirt height」はスカートを何層プリントするかという値です。
これはデフォルトの「1」で十分だと思います。
「Minimum extrusion length」は最低どれくらいの長さスカートをプリントするかという値だと思います。
とりあえずデフォルトの「0」でいいでしょう。
Skirt and brim – Brim
次は「Brim」の項目です。
ブリムを使わなかったら、全て「0」でいいですが、今後のためにそれぞれの値の意味を見てみましょう。
「Exterior brim width」は構造の外側に何mmブリムをつけるかという値だと思います。
「Interior brim width」は構造の内側に何mmブリムをつけるかという値でしょう。
この2つの違いはイメージしにくいですが、例えばZ軸方向にパイプ状の構造を作るとき、パイプの外側のブリムが「Exterior brim width」、パイプの内側のブリムが「Interior brim width」だと考えられます。
「Brim connection width」は、ブリムと構造を何mm重ねるかという値でしょう。
スカートはできれば毎回使った方がいいですが、ブリムはZ軸方向に細い構造で、ビルドプレートから剥がれなければいらないです。
ということで設定を保存して終了しましょう。
次回はサポートの設定をしていきましょう。
とりあえず今回はこんな感じで。
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