Ultimaker Curaの実験機能を使ってみる その3:ツリーサポート

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ツリーサポート

前回、Ultimaker Curaの実験機能の1つ、スパゲッティインフィルを試してみました。

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今回はツリーサポートを試してみましょう。

個人的にはこれは結構使える機能じゃないかなと思っています。

ツリーサポートとは、通常土台のように形成されるサポートが、木のように形成されることで、造形時間や使用フィラメント量を減らすことができる機能です。

とりあえず設定して、解説を見てみましょう。

Ultimaker Curaを起動し、プリント設定「カスタム」にします。

前回、スパゲッティインフィルを試してみたので、「実験」の項目を見ると「スパゲッティインフィル」が表示されているかと思います。

それは気にせず実験にマウスを乗せて、歯車マークを出してクリックします。

「ツリーサポート」を見つけ出しましょう。

ツリーサポートに関する項目がいくつかありますが、細かい設定項目のようなので、とりあえず「ツリーサポート」のみにチェックを入れ、右下の「閉める」をクリックします。

(ついでにスパゲッティインフィルはもう使わないので、チェックを外しました)

プリント設定に「ツリーサポート」が表示されました。

今回は通常のサポートとツリーサポートを比較してみましょう。

ちなみにツリーサポートの項目にマウスを乗せて表示される解説文はこんな感じです。

材料とプリント時間を減らす代わりに、ちょっとスライスが難しくなるということでしょう。

とりあえず試してみましょう。

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データの準備とスライシング

今回はEnder-3のオーバーハング角度(リベンジ編)を検討したデータを使いましょう。

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データはこちらに置いておきますので、いつも通りダウンロードはご自由に。

Curaでデータを読み込んで、プロファイルを「Standard Quality -0.2mm」とします。

またフィラメントはPLAを使います。

まずはツリーサポートを使ってみましょう。

この場合はサポートの項目の「サポート開始」のチェックは外しておきます。

これでスライスするとこんな感じ。

今回はついでにプリント予想図を見てみましょう。

画面上部中央の「プレビュー」をクリックします。

するとプリント予想図が表示されます。

確かにツリーサポートでは木のようなサポートが形成されるようです。

次は比較用にいつものサポート。

サポートの項目の「サポート開始」にチェックを入れ、実験の項目の「ツリーサポート」のチェックを外します。

ちなみに「サポート配置」は「ビルドプレート…」で、「サポートオーバーハング角度」は47°くらいにしておきましょう。

スライスしてみるとこんな感じ。

ツリーサポートのプリント時間が32分、使用フィラメント量が1.05mだったので、やはりツリーサポートの方が時間的にもフィラメント量的にも節約できそうです。

(デザインとかにもよると思うので、一概に言えないかもしれないのでご注意を)

ちなみにこちらも「プレビュー」でプリント予想図を見てみましょう。

はい、いつものサポートですね。

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プリント結果

ということでプリントしてみました。

まずはツリーサポートから。

木のようなサポートがオーバーハング部をしっかり支えてくれています。

いつものサポートはこちら。

とりあえずどちらもしっかり支えてくれています。

ここまでだとどちらでもいいように見えますが、重要なのはサポートと造形物の接着性とその面の綺麗さです。

ちなみにサポートを剥がしてみたところ、ツリーサポートの方が幾分か剥がれやすかったです。

これはサポートと造形物の接触している面積がツリーサポートの方が小さいためだと考えられます。

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サポート接着面を分析してみる

顕微鏡を使って、サポート接着面を見ていきましょう。

まずはツリーサポート。

多少間が空いてしまっているところがありますが、大きく垂れてしまっているところは見当たりません。

まぁまぁ合格点というところではないでしょうか。

こちらはツリーサポートのサポート側。

最後の接着面は網状になり、さらに所々盛り上がっています。

盛り上がった点のところで造形物と接触することで、できる限り接触面を減らし、外しやすくしているようです。

次に通常のサポート。

サポートとの接触面はツリーサポートよりも多少綺麗かなというくらいですが、やはり少し乱れており、間が空いてしまっているところもあります。

こちらはサポート側。

こちらも網状に接触面が形成され、盛り上がりを作ることで造形物との接触面積を減らしているようです。

サポートがしっかり形成されているのが分かり、網状の構造もツリーサポートよりも綺麗に形成されているように見えます。

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まとめ

通常のサポートでもツリーサポートでも今回のデザインではそれほど造形の綺麗さは変わりませんでした。

まぁ多少通常のサポートの方が綺麗かなくらいは感じましたが。

ツリーサポートの利点としては、まずはプリント時間。

通常のサポートだと38分だったのが、ツリーサポートだと32分に、1割以上の削減に成功しているわけです。

また使用フィラメント量も、通常のサポートだと1.37mなのがツリーサポートだと1.05mに。

これらの削減の差は結構大きいように思えます。

また解説文ではスライスに時間がかかるかもしれないということでしたが、今回は簡単な構造だったからでしょうか、あまり差は感じられませんでした。

個人的にはこれは結構役に立つ機能で、実戦に使用していってもいいんじゃないかなと感じています。

とりあえずサポートが必要な時は、ツリーサポートと普通のサポートを試してみて、良さそうな方を選ぶというような一手間をかけてもいい機能だと思います。

これは興味がある方はぜひぜひ試してもらいたいな機能ですね。

次回は実験機能ではないのですが、面白そうな機能「アイロン」というのを試してみましょう。

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ということで今回はこんな感じで。

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