Zモーターにダンパーを装着したい!
これまでX、Y、エクストルーダーのモーターにダンパーを装着してきました。
残るはZモーターのみ!
ということでまずはZモーターにダンパーをつけるためのアダプターをThingiverseで探します。
見つけたのがこれ。
ダンパーの他にM3x30ネジとM3x6のフラットヘッドネジ(皿ネジ)が2本ずつ必要とのこと。
ということで下の2つのネジを購入しました。
ネジが来るまでの間にアダプターをプリントしておくことにします。
今回もプロファイル:Standard Quality -0.2mm、インフィル:50%であとはそのままでプリントしました。
Zモーターの取り外し
まずはZモーターをフレームから取り外していきます。
Zモーターに取り掛かる前に、ノズルの高さを10cmほど上に上げて、Zモーター、Xモーター、Xリミットスイッチ、エクストルーダーのケーブルを抜いておくことをお勧めします。
Zモーターを固定しているバーのネジを外し、バーを取り外します。
モーターの軸とネジロッドを連結しているアダプターのモーター側を緩めます。
少しネジロッドをあげるとモーターを外すことができます。
Zモーターにダンパー装着
取り外したZモーターにダンパーを装着していきましょう。
左がプリントしたアダプター、真ん中がダンパー、右がモーターですね。
モーターの裏側で2ヶ所、ネジを外していきます。
下の写真でいうと、左上と右下です。
外すとこんな感じ。
そしてひっくり返して、モーターの軸が出ている方にダンパーを装着していきます。
この時、M3x30のネジを使います。
そしてダンパーの上にアダプターを装着します。
ここでM3x6のフラットヘッドネジ(皿ネジ)を使います。
皿ネジを使わないと、ネジ頭が邪魔になって、フレームに固定できないので、注意してください。
またこの際、アダプターの角が切れている方が、ケーブルの端子と逆になるようにしてください。
横から見るとこんな感じです。
ダンパー、アダプターを装着したモーターをフレームに装着していきますが、その前にフレームの端にあるカバーを外します。
外すとこんな感じ。
フレームの溝に合わせて、アダプターをスライドしていきます。
ネジロッドを下げ、モーターに固定します。
これで先ほど外したフレームのカバーを元に戻して終了です。
効果を見てみる
それでは効果を見てみましょう。
まずはダンパー装着前。
次にダンパー装着後です。
やはりダンパーの効果はかなりあり、だいぶ音は小さくなりました。
しかしX、Yモーターに比べるとまだ騒がしい感じがします。
これはどうにかできないものでしょうか?
さらにフレーム下にダンパーをつけてみる
Zモーターがダンパーをつけても、まだ微妙に騒がしい理由。
それはもしかしたらモーターが下の支えのフレームに近いため、Ender-3を乗せている机に振動がダイレクトに伝わってしまっているのかもしれません。
そこで机に振動が伝わりにくくなるよう、3Dプリンタでダンパーを作製しつけてみました。
今回、使用したフレーム下用ダンパーはこちらになります。
これを4組プリントし、フレームの下に取り付けます。
結構押されてひん曲がってしまっているので、どれくらい持つのかちょっと不安です。
また下がプラスチックになったので、机の上ではかなり滑りやすくなってしまっています。
ダンパーの下に半球のゴム足をつけた方がいいでしょう。
さてその効果に関してですが、結果はこちらをご覧ください。
これでかなりモーター音は無くなりました。
あとうるさいのはリミットスイッチとファンでしょうか。
リミットスイッチは音が鳴るのは一瞬だけなのでまだ許容できます。
しかし興味本位で光スイッチに変えたいなと思っています。
問題はファン。
こちらはプリント中、さらにはアイドル中にもずっと回りっぱなしでうるさいです。
静音ファンに取り替えるなど、色々方策はあるでしょうが、一体どうするのが簡単で、安上がりで、そして静かになるのか。
もう少し考えて、色々と試してみたいと思います。
次回からはとうとうオートベッドレベリングの導入を行なっていきます。
とりあえず今回はこんな感じで。
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